教員の出退勤について現役教員が考える。

こんばんは、たこ夫です。

今回気になったニュースはこれです。

内容としては、教員の出退勤についてです。9割以上が把握されていないという内容のニュースなのですが、これ・・・現役教員的にはもはや諦めのレベルです。っていうか、変に騒ぐと余計な仕事が増える方向に教育委員会が動くので、やるならがっつり騒いで欲しい。

ここ数年で勤務実態の調査が行われていました。その結果、私が勤務している学校では機械で管理をするようになったのです。(出勤・退勤時にぴっとします)

時間が記録に残るので、さぼることも無理ですよ!

そういえば私が新卒で教員になったときは特に管理をされていなかったので、さぼりたがりの先生(私は軽蔑していましたが)は勤務時間が終わるのを待たずにフライングで帰っていました。

確かにシステム的に可能だったんですが、私はそういうずるいことが嫌いだったのできれいごととかそんなの抜きに教員という世界に幻滅したのを覚えています。

今はしっかり管理されているので、ずるい人が嫌な思いをしているのかな?良い傾向です。

ニュースでは、小・中学校のほとんどが捺印で管理をしているとのこと。民間企業の方はどう思うんでしょうか?これも会社によるのかもしれませんが、学校の世界って非常に遅れています。会議がパソコンになっただけで大騒ぎ。慣れると便利なんですけどね笑

そして、ブラックの問題。教員の仕事って本当に各教員の志に支えられていると思います。私は非常に申し訳ないんですが、1番が家庭、2番が仕事という順位をしっかり決めています。

学校の先生って、特に部活に力を入れている先生は離婚率非常に高いんですよね。年間休日5日程度という方も多数存在しています。現在私はほぼ部活を見なくて良い環境なのでしっかり健康的に過ごせていますが、授業の準備やその他公務をしているとそれでも毎日1時間近く残業になります。

部活をがっつり見るとなると普通なら残業3時間以上になるんじゃないですかね?

土日も含めたら時間外勤務は週25時間はいくのかな?って計算すると、100時間は超えますよね。

ここで、残業100時間なんて甘い!と思ったあなたはもうブラックに染まっていると思います。残業代なしで100時間も残業することが正常と思うのであれば古すぎですね。

教員だって人間です。

昔ほど地位も高くないし、皆さんも学校の先生を敬う心はなくなっているでしょう。それでも良いとは思いますが、その分私たちも聖職者という行動をしなくなるだけです。

だからって生徒のことをおろそかにするわけではありません。先生という仕事を選んだ人たちの多く(実際は一定数ろくでもない人がいますが、それはどんな会社でもそうでしょ?)は本当に生徒のことを考えています。全員が入試に合格できるような学校では暴言や恫喝をされることもあります。それでもその子のことを考えています。

「部活」これの扱いをどうするのかが、今後のテーマになるのだと思います。なりたくてなったんだろ?というのは思考停止の典型です。限りある財源と折り合いをつけつつ良い形で部活動を継続できたらいいんですけど・・・何か良い案ないのかなぁ・・・

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