老後を迎えるにあたって重要なのが退職金です。退職金があるかないかで老後の生活は大きく異なります。会社員の方は退職金制度があるのかどうかしっかり把握しておきましょう。もしも退職金がないというのであれば、今の収入がそれに見合った高い金額なのか、それとも転職してしまうのか。何も考えずにそのままだらだらというのはやめておきましょう。
退職金の相場はいくらか
一般的に大卒の定年時退職金の平均は2000万円ということになっていますが、実際のところどうなるかわかりません。相場はあくまで相場。もしもそれなりに大きな会社で働いているぞ!と思う方は2000万円でライフプランを作ってもかまわないと思います。
例えば夫の場合は公務員ということで非常に大きな会社に勤めていることになりますし、一応今のところある程度退職金の予測をすることができます。
ただ、今後退職金制度がいつまでも続くかどうかわからないのであてにしすぎないようにはしましょう。
退職金の運用について
退職金というのは、今後固定収入がなくなるときに手に入る大金です。これが意味するのは、退職金の運用に失敗をしたら再起は不能であるということです。資産運用の基本は余剰資金で行うことです。
本音のところを言うと、それまで運用をしてこなかった人が退職金で運用をスタートするというのは論外だと思います。運用をしたいなら退職までにしっかり経験値をため、手堅い運用法を身につけておくべきなのです。
20代、30代は攻めの運用をすることも可能ですが、老後が見えてきた40代後半などはそろそろ手堅く債券での運用も身につけていく必要がありそうです。
これからの世代は、自分で個人年金代わりに確定拠出年金制度があります。これはそのまま資産運用といえるので、是非利用することをオススメします。我が家は今は現金が必要な時期なのでまだ確定拠出年金には手を出していませんが、余裕が出てきたら積極的に利用するべきだと考えています。