[行動経済学] お金の価値は人によって、状況によって変わる

物を買ったり、何かを選択するときにはどうしても人間の心理が影響してきます。あなたのその判断は果たして金銭面で考えた行動なのでしょうか。

今回のテーマは、10000円の価値は常に一緒なのかどうか。

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年収100万円の人と年収1000万円の人

「10000円」は誰にとっても「10000円」で間違いありません。物を買うときに年収で値段が変わるようなことはありません。

でも、年収が100万円の人にとっての1万円と、年収1000万円の人にとっての1万円は価値が異なります。この感じ、分かりますか??

宝くじで1万円当たったときと1億円当たったとき

仮にあなたが宝くじを買ったときに1万円当たったとして、1万円を使ってしまうときの心の抵抗はどうですか?一瞬でなくなってしまうことに悲しさを感じませんか?

こっちも想像してみてください。仮に宝くじで1億円があたったとして、1万円を落としてもなんだかストレスは小さく感じませんか?

高いものを買うときには意識するように

上の例で挙げたように、人間というのはそのときの状況によってお金の価値を変えてしまっていることがあります。

さらに例をあげます。

  1. 今いるお店から5分歩けば5000円の商品が3000円になります。
  2. 今いるお店から5分歩けば20万円の商品が19万8千円になります。

5分歩く人が多いのはどっちだと思いますか?

これは多分すぐ分かると思います。当然1の状況ならみんな5分歩きます。2でも歩く人はいるでしょうが、ぐっと数は減ります。

このように、人間が得をした、損をしたというのは全体の何%得をしたかのほうが印象としては大きいということがわかります。

  1. 今いるお店から5分あるけば5000円の商品が60%OFF
  2. 今いるお店から5分あるけば20万円の商品が1%OFF

こうなると明らかですよね。

大きな買い物になるとお金の価値が一気に小さくなります。

私の経験では・・・

私の経験では家を購入するときにこの心理学がすごく大きく現れていました。

3450万円の買い物になると、「10万円多く払えばキッチンの素材が少し変わる」と言われると、「10万円くらい・・・」という思考になってしまいます。

でもティッシュを買うときは、「あの店より10円高いなぁ・・・」とかを感じるのです。

いかに人間の思考が欠陥があるかがわかります。日々の細かい節約も大切ですが、大金が動くときほど慎重になるようにしましょう。

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