素人が手を出しやすい投資方法に投資信託というものがあります。これはどういうものなのか、メリットやデメリットは一体何なのかまとめてみました。
投資信託とは一体何なのか
みなさんは投資に回せる資金はどれくらいありますか?1億円?1千万円?ほとんどの方はこんなに資金はないのではないかと思います。
でも株式をしようと思ったら100万円くらいないと購入できない銘柄もたくさんあります。そんなときに投資信託。
みんなでお金を出しあって高い銘柄で運用できる。
投資信託は多くの人から集めたお金を、投資のプロに運用してもらう仕組みとなっています。例えば一人1000円で1万人から資金を集めたら1000万円になりますよね?
1000万円の資金があれば日本の株式なら何でも購入することができます。また、色々な銘柄を購入することで分散投資をすることもできます。
自分では買えない国にも投資をすることができる。
例えばインドの株を購入しようとしても、ほとんどの証券会社で購入することができません。でも、どうしてもインドが発展すると思っていて投資をしたいという方がいれば、投資信託でインドに投資をする商品を購入すればいいんです。
プロがインドの株式を選んで運用してくれるので、私たちがインドの言葉とか企業について詳しくなる必要はないのです。
積立することができる。
毎月いくらか設定することで、毎月少しずつ積立て運用をすることができます。
毎月積み立てると、平均取得額が低くなっていきます。これをドルコスト平均法といい、すごくメジャーな投資方法です。
例えば毎月1万円積み立てるとして、1月の単価が2000円なら5つ、2月の単価が5000円なら2つ、3月の単価が1000円なら10・・・というように積み立てることになります。
ここで、安いときに多く購入できていることに気づきますか?安いときに多く購入するということは、段々平均が低くなっていくということです。だから安いか高いかわからないときは、ドルコスト平均法を用いることでリスクを小さくすることができるのです。
結局は解約するときに価格が高くなっていないと意味はないんですけどね。
インデックスとアクティブ
投資信託の運用方法にもインデックスというものとアクティブというものがあります。
インデックスは基本的に日経平均やTOPIXなど、指標に沿った運用を目指すものです。
アクティブは指標を超える運用を目指す積極的な運用です。
どちらがいいのかというと、インデックスのほうが平均して運用実績は良いみたいですね。大きく勝ちたい!という方はアクティブでいいのかもしれませんが、それなら投資信託じゃなくていいかもしれませんね。
再投資型か分配型か
投資信託が利益を出したときにその利益を分配してもらうか、投資信託の中に入れるかを選ぶことができます。
基本的には分配型はメリットがありません。利子には税金がつきますし、分配することで運用資金をどんどん減らしてしまうからです。
運用資金が多ければ多いほどその投資信託はどんどん成長していきます。再投資型のほうが合理的ということです。
投資信託の費用
手数料、信託報酬、信託財産留保額という3つの費用がかかります。ひとつひとつ説明をすると長くなってしまうので割愛しますが、どれも少ないに越したことはありません。
特に手数料なんて0円が一番です。
手数料が0円のことをノーロードと呼び、私個人としてはノーロードじゃないものは選択肢から外れます。
投資信託のメリット
- 自分で運用しなくて良い
- 分散投資
- 積立ができる
- 自分で投資できないものに投資することができる
この4つが大きなメリットではないかと思います。時間をかけてこつこつ運用したい方は是非オススメです。
投資信託のデメリット
- 大きく儲けることはほぼない
- 時間がかかる
- 運用している感じがしない
- 手数料などがかかる
この辺がデメリットになると思います。
まとめ
個人的には運用にあまり興味がない方がする資産運用方法だと思います。今話題の個人型確定拠出年金なども投資信託を利用することができます。コツコツタイプの方にこそふさわしいと思います。