子供ができたと知ったとき、皆さんはどんな感情を抱くのか。基本的には幸せに包まれるのではないでしょうか。ただ、こういうときにももしものときのことは考えておきたいものです。
私が妊娠したときに夫の職場に来た保険の外交員の人に言われたのが、第一子を妊娠中はまだ子供が生まれていないので、生まれるまでに夫の身に不幸があると私と生まれてくる子は金銭的に非常につらい思いをするということです。子供が生まれるまでは遺族年金の対象にならないそうです。そういう意味でも妊娠したらすぐに保険のことは考える必要がありそうです。
今回は出産後のこと。そのあとの生活の保険について考えたいと思います。
子供が生まれることで必要になる保険
子供が生まれると非常にお金がかかります。つまり、大黒柱にかかる負担、リスクは大きくなるということです。どんな面で保険が必要になるのかしっかり考えましょう。まずは子供が生まれることで考えないといけない保険をリストアップ。
- 学資保険(子供の教育費)
- 生命保険(収入がなくなったときに生きていけるように)
- 収入保険(同上)
- 医療保険(病気で働けなくなったときに備えて)
「子供が生まれたから」という理由で見直しをするのなら以上の保険になるのではないかと思います。ガン保険などはお金に余裕があったらですね。
学資保険は18年定期保険みたいなもの
学資保険のメリットは
- 契約者の死後、満期保険金を受け取るまで支払いが免除になる。
- 支払った金額よりも受け取る金額の方が多くなる。
- 引き落としができないので、銀行に預けるよりも手をつけられない。
お金がないご家庭ほど学資保険には入っておくべきだと思います。夫は高校の教員をしているのですが、進路指導をするときにお金が非常にネックになると言っています。そして、お金がない家庭ほど生徒の学力が低く奨学金で数百万(中には総額500万円を超える)を借りてまで行く価値があるかわからない大学(卒業しても高卒とそんなに変わらない収入)に進学することになることが多いそうです。中には入学金を用意することもできないので進学を諦める場合も。
結局、お金がないことで子供は諦めるか「多額の」借金を背負うということになるのです。100万円でも学資保険でお金が貯まっていたら入学金くらいは支払えます。あとのことは親と子供の価値観なので大学のレベルどうこうは言いません。
お金の管理が苦手だと思うのであれば是非学資保険は選択肢に入れてください。検討したうえで辞めるのも正しいと思うので、とにかく考えるだけ考えてください。
生命保険・収入保険は最低限に抑えましょう
不幸があったときに生活が楽になるために今の生活を苦しくしてお子さんに苦労をさせるのって変ですよね?だから、不幸があったときには、今奥さんが専業主婦ならパートにでも出てもらいましょう。共働きなら奥さんの収入でなんとかなる分だけ保険をかけましょう。
遺族年金は女の人が残る場合はたくさん出ます。住居などによって状況は変わってきますが、意外と保険金は少なくて住むのではないかと思います。
医療保険は職場の福利厚生をチェック。自営業の方はしっかり保険を!
サラリーマンというのは恵まれているのです。自営業の方が自分で準備しないといけない保険を会社がある程度準備してくれているのだから。
例えば私の夫は公務員なので福利厚生で言えば模範的な職場だと思います。(大企業には負けますが)
夫が病気になって入院したら、公的な高額療養費制度に加えて職場の互助組合(毎月5000円の掛け金を支払っていますが)という組織のおかげで月の支払額が最大25000円で済むのです。こういう福利厚生がどれくらい整っているのかしっかり調べることをオススメします。
福利厚生を調べることで無駄に保険に入ることを防ぐのです。実際我が家は医療保険には入っていません。
まとめ
非常に長くなってしまったのですが、保険は保険でしっかり勉強をすることをオススメします。見積もりを取って営業の人の話を聞くことも非常に勉強になるので面倒とは思いつつもしっかり見積もりをとりましょう。